SR工法の開発の原点はといえば、平成7年のことでした。SRの母体である松栄建設の新住宅展示場が相次いでオープンし、坪29.8万円という当時としては劇的な価格展開もあり二週間で600組を超えるお客様(記名人数)が来場され、空前の受注をいただいた。

・・・が、恥ずかしい話ですけれどクレームの大量発生・・・。中には建物を「持って帰ってくれ」というお客様まで現れる始末。

原因のほとんどは、いわゆるグリーン材・未乾燥材を使用したことで起こる木材の変形による床鳴りや雨漏れなど・・・。

建築業界は「クレーム産業」と言われて久しいけれど、このままではお客様に申し訳ないし、自分たちのためにも良くない!。と、クレームのこない住宅を作る為の開発にとりかかった。

そこで、「クレームの来ない住宅開発チーム」の結成(ちょっと大げさ)。

材料から見直し、乾燥材の採用、継手は金具へと変更、壁パネルや床パネルの併用というSR工法の前身が完成。

その後、大工さんや監督さん達から現場の声を聞きながら、施工サイドにたった試行錯誤の末、材料は集成材へと変化。金具・パネルも様々に形を変え現在のSR工法に至る。

最初は販売するつもりはなく、あくまでも自社の「クレームの来ない住宅」を開発し自社施工の物件だけでの使用でしたが、付き合いのあった設計事務所さんや工務店さんから「ウチも使ってみたい」との声をいただいたので「いっぺん使こてみねの〜」とやってるうちに口コミで広がり、本格的に販売を開始することになりました。
当時は県外の業者さんがほとんどでしたが、自社としても売れる商品を作ったからには地元でも売りたいと思い、販促をかけるも、これがさっぱり売れない。なぜかと考えると地元の業者からみたら松栄建設はライバルなわけで、「なんで松栄から買わなあかんねや。」とまぁある意味もっともな考えがそこにはあり「株式会社SR」を設立するキッカケのひとつとなりました。
どんなにいい物でも高い材料を使ったり、手間が増えるのではコストがあがります。コストが高くなるということは結果的にエンドユーザーの負担になりかねません。

現場の声はもちろん、エンドユーザーの声も生に聞くことのできる工務店だからこそ、コストや手間・施工性などが高い次元でバランスの取れた工法の開発に成功。

言い方は悪いですが、ただのプレカット屋さんとの発想の原点の違いが完成度の違いであると思います。

上の章でも書きましたが、SR工法が他の工法と比較して最も差をつけるのが「施工性」だと思います。

はっきり言うと他のプレカットに比べるとSRの価格は高いです。しかし必要なパーツは揃っていて施工性、簡単に言うと「手間」が圧倒的にかからず、熟練の技術も必要ないため、トータルではコストを抑えることができコストダウンにつながります。

よく、「1度使うともう他は使えない」とお褒めの言葉をいただきます。最初は半信半疑で使ってみたけど今となっては手放せないというお客様が増え、うれしい限りです。

「気に入らんかったら、次からはいらへんねんけど、フランチャイズやと後には引かれへんしなぁ・・・」と誰もが思うこと。「とりあえず一棟やってみよか。」と気軽に使っていだだけるように、フランチャイズ制や登録制は導入していません。もちろん加盟金や年会費も一切ありません。一棟からのお取引を可能に致しました。

現在はコストの面で実現の難しかった、屋根のパネル化を目指し、鋭意開発中です。